「紀州材」とは、和歌山県で育った全国の中でも有数のねばり強さを持っている高級木材のことです。紀州材は他と比べると成長のスピードがとても遅く、樹齢35〜50年にならないと製材にできないとされています。紀州・木の国の大地で生産され、優れた木材を生産する林業地として高い地位を築いてきました。また温寒のバランスがとれている和歌山県のスギ、ヒノキは、どんな場所でも長持ちのする素材だと言われています。
一般に流通している芯持ち材でも、15年以内の木材の強度は決して高くなく、それに比べると年輪の細かい紀州材は極めて高耐久や高品質に優れています。特徴として、時間が立つにつれ落ち着いた光沢が現れ、磨けば磨くほどツヤがでてきます。
紀州材はとても丈夫で、昔から「粘り強い」といわれてきた実力があります。粘り強いと親しまれてきた紀州材について、和歌山県は強さについての調査を続けてきました。その結果、強さを表すヤング係数が、スギについてはE90、ヒノキについてはE110と高いデータが得られました。木目が細かくよく詰まっており、油脂分を多く含んでいるため各検査項目においてすばらしい強さを実証するデータが得られました。
![樹種[ヒノキ]等級ヤング数[E110]圧縮[31.2]引張り[23.4]曲げ[38.4]せん断[2.1]樹種[スギ]等級ヤング数[E90]圧縮[28.2]引張り[21.0]曲げ[34.8]せん断[1.8]](../../image/reform/kisyuzai/kisyu_performance.gif)
樹木が伐採され、木材として加工されても炭素は木材の中に蓄えられたままです。
これを「炭素の固定化」と言い、木が伐採され、木材になっても、この炭素はそのまま蓄えられています。我が国の平均的な木造住宅では木材を約24立方メートル使用していますから、蓄えられている炭素の量は約6トンとなります。これは鉄筋コンクリートや鉄骨プレハブの約4倍となります。このように木造住宅を建てたり木材を活用したまちづくりを行うことは、街に第2の森林を創ることと同じといわれています。
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